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〜就活コラム vol.4〜


「カバーレター」って何?

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「Step4:応募する」の“「会ってみたい」と思わせる応募書類〜後編〜”でも取り上げました「カバーレター」について事例をあげて説明します。

これは、社会人のマナーとして知っておくべきものですので、ぜひ就活中に身につけておきましょう。
知らないままにしておくと、ちょっと恥ずかしいですから...

さて、本編中では「カバーレター」と呼んでいましたが、「送付状」や「送り状」といわれることもあります。
一般的に仕事上、郵送やファックスで書類を送付したりする場合に表紙という意味もつけて添付します。
モノを送付する場合にも封筒などに入れ、送付するのが一般的です。

書式そのものは、定型的な部分が多いので、まずは一般的な書式を覚えるようにしましょう。
書式を覚えておけば、都度、多少の修正をすれば済みます。
まずは、就活中に応募書類を送付する場合のカバーレターの事例を添付しておきましたので、確認してみてください。

カバーレター例.jpg


〈カバーレター(送付状、送り状)の構成〉

①送信年月日
送信する年月日を右上に記載します。

②宛先
相手先の治療院名や医療機関名、その他法人名、団体名や個人名を記載します。

※治療院や組織、法人、団体など宛に送付する場合は、「御中」
※個人名宛に送付する場合は、「様」
※「御中」と「様」の両方を使うことはありません

〈マメ知識〉
医療業界では、独特の習慣として「様」ではなく、「先生 御侍史」や「先生 御机下」という表記を見かけます。
一般的には使われませんが、就職した際に知っておくとよいかと思います(企業では使いません)。
尚、基本的には「様」と書いて問題ありません。
担当者名が不明の場合は、「〇〇治療院 御中」や「採用ご担当者 様」などと記載しましょう。

③差出人
自分の所属している法人や組織名、住所、氏名、連絡先を記載します

※在学中で就活中の場合、「学校名、所属学科、学年」を記載して問題ありません

④タイトル
タイトルを記載

※履歴書などを送付する場合には、“「応募書類送付」の件”で問題ありません。

⑤頭語、結語
手紙の書き方として、一般的なマナーとして必要であることを理解しましょう。
「頭語」と「結語」にはいくつかの種類がありますが、「拝啓」(頭語)の場合には「敬具」(結語)というように慣用的に決まっています。

※就活中に使用する場合は、「拝啓」と「敬具」の組み合わせで問題ありません。
※時間がある際に、その他の「頭語」と「結語」にはどのようなものがあるか調べておくようにしましょう。

⑥時候の挨拶
季節にあった挨拶などを記載します(月によりいろいろな種類があります)

⑦主文
主文には、連絡したい内容を記載します。
この主文の中に自己PRや志望動機を盛り込むことも自分をアピールするひとつの方法です。

※主文の中に自己PRなどを記載する場合、文字数が多くなりすぎないように注意します。
※書類の見た目の美しさは、とても大切です。
※しっかりと自己PRするのであれば、別紙として用意するようにします。

⑧「記」、「以上」
送付する内容の始まりと終わりを示します。
「記」書きの場合、文字は文書の中央に配置することに注意しましょう。
具体的な送付物の内容は、「⑨送付物の具体的な内容」記載します。

※ブログ「自分の未来をデザインする」をお読みいただいていた方へ
ブログ中では、「記」での事例ではなく、「送付内容」という事例をあげていました。
どちらでも問題ありません。お好みでご利用ください。
但し、「記」書きという方法があるということは、知識として知っておきましょう。

⑨送付内容
送付する内容を箇条書きで枚数・数量などを含め記載します。



「カバーレター」(送付状、送り状)は、社会人になるといろいろな場面で必要になることがありますので、ぜひ覚えておくようにしましょう。
インターネット上にもたくさんの事例がありますし、ビジネスマナーに関連する書籍もたくさんあります。
治療家といえども一般社会で必要なマナーを身につける必要があります。

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